AWSマネジメントコンソールの各種設定をデバイスやブラウザ間で共有できるようになりました
デバイスやブラウザを変えても同じ設定にして欲しいな
こんにちは、のんピ(@non____97)です。
デバイスやブラウザを変えてマネージメントコンソールにアクセスしても同じ設定になって欲しいと思ったことはありますか? 私はあります。
私はマネージメントコンソールからEC2やVPCなどよく利用するサービスはお気に入りのサービスに登録しています。お気に入りのサービスに登録することで、サービス一覧から検索しなくてもコンソール上部に表示されるサービスアイコンをクリックすることでアクセスできます。
ただ、こちらのお気に入りのサービスはブラウザのCookieに保存されており、ブラウザはもちろんデバイスを変えてマネージメントコンソールにアクセスする際は、お気に入りのサービスがクリアされていました。
Favorites are currently stored in browser cookies. If you delete your cookies between console sessions, your list of Favorites will be cleared.
それがなんとアップデートで、お気に入りのサービスやデフォルトのリージョンや言語などのAWSマネジメントコンソールの各種設定をデバイスやブラウザ間で共有できるようになりました。
完全に俺得です。
色々設定変更をして、こちらのアップデートを紹介します。
設定変更してみた
AWSマネジメントコンソールにログインしてアカウントメニューを開き、設定
をクリックします。
現在(2022/4/7)設定できる項目は以下の3つのようです。
- 言語
- デフォルトのリージョン
- お気に入りバーの表示
試しに言語をEnglish (US)
、デフォルトのリージョンをus-east-1
、お気に入りバーの表示をサービスアイコンのみ
に変更します。
Save (保存)
をクリックする前から各種設定を変更したタイミングで、言語表示とお気に入りバーの表示がサービスアイコンのみに変わりしました。保存前にどんな風に表示されるのか確認できるのはありがたいですね。
Save
をクリックすると、Successfully saved general settings You've changed your default Region to US East (N. Virginia) us-east-1.
と表示されました。
マネージメントコンソールのホームは以下のようになりました。正しく設定が反映されていそうですね。
何だかスタイリッシュなので、しばらくこの設定にしたままにします。
別のブラウザからアクセスしてみた
それでは、別のブラウザからアクセスしてみます。
新しくプライベートブラウザでマネージメントコンソールにアクセスしたところ、確かに英語表記でお気に入りバーの表示もサービスアイコンのみになっています。
設定を確認したところ、デフォルトのリージョンもus-east-1
になっていますね。
ちなみにリージョンを変えても同じ設定がされていることを確認できました。
別のデバイスからのアクセスしてみた
別のデバイスからアクセスした場合も試してみます。
今回はEC2インスタンス(Windows Server 2019 Japanes Full Base)から試します。EC2インスタンス起動後Fleet ManagerからRDP接続して、EC2インスタンス上のFirefoxからマネージメントコンソールにアクセスしたところ、確かに同じ設定となっていました。
Fleet ManagerからRDP接続できるの便利ですね。
改めて、こちらのブラウザから設定変更した際に正しく他のブラウザにも設定が反映されるかも確認してみます。
言語を日本語
、デフォルトのリージョンを最後に使用したリージョン
、お気に入りバーの表示をサービス名とアイコン
に変更します。
Save
をクリックすると、全般設定を正常に保存しました デフォルトのリージョンを 最後に使用したリージョン に変更しました。
と表示され、言語やお気に入りバーの表示が変わっていることが確認できます。
元々使用していたブラウザでもリロードをすると、同じ設定になっていることが確認できました。
どこでも同じ設定を使える幸せ
AWSマネジメントコンソールの各種設定をデバイスやブラウザ間で共有できるようになったアップデートを紹介しました。
個人的には別のブラウザでも自分が設定したお気に入りのサービスを使えるのが非常にありがたいです。
また、「普段東京リージョンしか使わないのに、気づいたらバージニア北部に変わっていて困った」という方もデフォルトのリージョンを東京リージョンにすることで、意図しないリージョンを触ってしまうリスクが減るのではないかと考えます。
この記事が誰かの助けになれば幸いです。
以上、AWS事業本部 コンサルティング部の のんピ(@non____97)でした!